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卒業生の声

世界に羽ばたく22歳
「よりよい明日」を歩むサポートをいたします。

22歳になったとき、自分自身がどのような形で社会に貢献することができるのか。
そこから逆算する形で進路を定め、志望校合格に向けて日々の努力を重ねていくことで、はじめて真の学力が形成されていくのだと考えております。
聖和学院では、たしかな進路指導とアクティブなキャリア教育を通して、生徒一人ひとりの「22歳の夢」を実現するサポートをいたします。

令和7年4月、旧帝大に入学した聖和生 令和7年4月、旧帝大に入学した聖和生

M.K.さんの写真

M.K.さん

京都大学大学院

生命科学研究科博士課程

2019年3月 聖和学院髙等学校卒業
2019年4月 筑波大学生命環境学群生物資源学類入学
2023年3月 筑波大学生命環境学群生物資源学類卒業
2023年4月 筑波大学理工情報生命学術院 生命地球科学研究群
生物資源科学学位プログラム 博士前期課程入学
2025年3月 生物資源科学学位プログラム 博士前期課程修了
2025年4月 理化学研究所 生命機能科学研究センター大学院生リサーチアソシエイト
京都大学大学院 生命科学研究科博士課程1年入学

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 私は今、すでに「22歳」を過ぎ、中学・高校時代に夢を語り合っていた友人たちと共に、「22歳の夢」のその先の未来にいます。そこで実感したのは、22歳は通過点であり、同時に分岐点でもあったということです。しかしこの分岐点で、「22歳のその先の夢」を描く力は、たしかに聖和学院で培ったものだったと感じています。

 私はずっと食べることが大好きでした。また、身の回りにある健康食品の効果にも興味がありました。そこで描いた「22歳の夢」は、たくさん食べても健康でいられるような食品を開発したいというものでした。高校生のとき、自然が豊かで研究機関も多く存在するつくばという町と、その中心である筑波大学に一目惚れしました。そして、甘味料に関する研究を行っている先生がいらした生物資源学類へ進学しました。しかし、学びを進める中で、「生物」自体がまだまだ謎に満ちていることを知りました。より根本から生物をしりたいと思い、精子や卵子、受精卵を作るのに必要な遺伝子について研究している研究室へ進みました。実際の22歳の私は、高校時代の夢とは少し異なるものの、忙しくも充実した研究生活を送っていました。とはいえ、やっぱり食べることが好きだし、おやつのパッケージの裏を見ればどのように体に吸収されるのだろうと考えていました。昔描いた夢の延長線で、本当にやりたい研究は、食べたものが体の中でどのように動いているのかを細かく調べることなのだと気がつきました。学問の世界で栄養に関する研究をしたいと思いたどり着いたのが、現在所属している理化学研究所の栄養応答研究チームです。博士学生という身分ですが、理研に雇用される形で、本当にやりたい研究をしながら生活しています。日本でもトップレベルの研究者と設備に囲まれ、英語が飛び交う研究所での毎日は、筑波大学にいた頃以上に刺激に満ちています。

 さて、22歳を過ぎた今、中高時代の友人と会うと、当時の夢を叶えている人や、夢の途中にいる人、合わなかったと気づき新たな目標に向かっている人がいます。共通しているのは、今でも夢や目標を持ち、いきいきしているということです。「22歳の夢」を描くために何度も自身と向き合った時間があったからこそ、周りに流されて人生に妥協せず、掴めるチャンスは逃さないような、芯と行動力のある友人がたくさんいます。5年、10年後を想像する力は、その先になっても、自身の意志を持って決定できる力になるのだと思います。
 聖和学院は少人数で、勉強や進路について先生に質問しやすい環境や、多岐にわたるプレゼンテーションディスカッションの機会に恵まれていました。英語教育に力を入れている点も含め、大学受験の枠を超えて多方面から生徒一人ひとりの夢を応援する教育があったと感じています。清楚で爽やかな制服の下に野望を秘めていた聖和生たちは、22歳のその先でそれぞれが自分の人生の主人公として生きています。

C.K.さん写真

C.K.さん

大阪大学

経営学部

2025年3月 聖和学院髙等学校卒業
2025年4月 大阪大学経済学部入学

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 私の「22歳の夢」は「経済という学問を通じて世界の平和に貢献すること」です。争いや対立の多くは、経済的不安や貧困を背景に生じています。国や指導者が繁栄を追い求める中で、戦争が引き起こされることもあります。だからこそ、経済の本質を学び、より良い社会の在り方を考える力を身につけたい。そのような思いが、夢の原点になりました。夢に向かって考える中で、世界史の学びが大きなヒントをくれました。どの時代・どの地域においても、社会の転換点には経済が深く関わっていることに気づいたのです。戦争や発展の背景にある経済の動きを理解することで、より広い視野から社会を捉えたいという思いが芽生えました。そして私は、大阪大学経済学部を志望しました。経済と経営の双方をバランスよく学ぶことができる点に、大きな魅力を感じたからです。
 現在、大学での学びを通して、自分の視野が広がっていることを実感しています。例えば、最低賃金を上げれば生活が良くなる」という考えも、国の制度や状況によっては当てはまらないことがあると学びました。法制度の整備状況や歴史的背景の違いによって、国の経済成長の道筋が大きく異なることも知り、視野が広がっていることを実感しています。今後はさらに経済という学問に深く向き合っていきたいと考えています。

 聖和学院は少人数制で、生徒一人ひとりが主体的に行動する機会に恵まれていました。生徒会長としての活動や、地域の防災・減災をテーマにしたパンフレットの作成など、学校内外を問わず多様な経験を重ねることができました。そうした活動を通じて、協調性や責任感、人に伝える力、そして自ら学ぶ姿勢を養うことができたと感じています。与えられた環境や経験を、自分の糧とできるかどうか。それを学びに変えられるかどうかで、成長のあり方は大きく変わります。学院生活を通して、学ぶ姿勢こそがその後の歩みに深く影響することを実感しました。
 「22歳の夢」を考えることは、自分の未来と向き合い、自らの手で道を切り拓くことだと気づかせてくれました。未来は誰かに与えられるものではなく、自分自身の意志で選び取るもの。そうした自主性を、聖和学院は育んでくれたのだと思います。校訓である「温順・勤勉・愛」の精神を胸に、これからも他者に寄り添い、必要なときに手を差し伸べられる人間でありたいと願っています。
 聖和学院で過ごした日々があったからこそ、今の私があります。

卒業生からのメッセージ
Message

M.G.さん|2022年卒
・早稲田大学 国際教養学部|3年

英検準一級の取得に丁寧なご指導をいただきました

聖和学院は、先生方が生徒ひとりひとりに熱心に向き合ってくださいます。授業でわからないことがあった際には質問をすれば解決できるまで熱心に教えてくださいました。また、英検取得に力を入れている点が大きな強みです。中学生の頃から英検の対策講座や面接対策を丁寧にご指導いただき、高校二年時に英検準一級に合格したことで、大学受験においての大きなアドバンテージになりました。

R.K.さん|2022年卒
・明治学院大学 社会学部|3年

学院生活は私の大きな財産です

私は姉の通う聖和学院が英語に力を入れていると知り、本校を志望校としました。実際に先生方からのサポートは充実しており、英語検定の受験も機会を逃すことなく挑戦できたことで、大学入試にも繋がる勉強方法を学ぶことができました。また、生徒会活動では、全校生徒のことを考えながらの行動力と協調性を養うことができました。今後の生活に役立つ力と大切な仲間を得た学院生活は、私の大きな財産です。

A.K.さん|2021年卒
・明治大学 商学部|4年

学院の先生方とともに過ごした クラスメイトは私にとって一生の宝物です

聖和学院で6年間ともに過ごしたクラスメイトは、毎日笑い合ったり様々なことに挑戦したり、時には困難なことがあってもお互いに気づき合い、サポートし合える最高の仲間です。高校時代にはセーリング競技にも力を入れ、全日本420級選手権(80隻)で女子1位となり、フランスで開催された世界選手権に出場しました。大学入学後も体育会ヨット部に所属し、大会に向けて日々練習に励んでおります。

N.I.さん|2020年卒
・上智大学 文学部|卒業
・IT企業勤務

自らの意見を発信する場を通して積極性を身につけました

聖和学院では、グローバル社会を見据えた幅広い教育を受けられます。毎日の英語学習により言語を学ぶ楽しさを知るとともに、小論文やプレゼンテーションなど自らの意見を発信する場が多かったため、積極性を身につけることができました。また常に自ら挨拶をすることを習慣化し、「JALマナー講座」では礼儀作法やマナー、言葉遣いを丁寧にご指導いただくなど、教養を培いました。

M.K.さん|2019年卒
・筑波大学生命環境学群生物資源学類|卒業 (2023.03)
・筑波大学理工情報生命学術院 生命地球科学研究群 生物資源科学学位プログラム 博士前期課程|修了 (2025.05)
・理化学研究所 生命機能科学研究センター 大学院生リサーチアソシエイト
・京都大学大学院 生命科学研究科博士課程|1年

聖和学院で育んだ「22歳の夢」を胸に充実した日々を過ごしています

中学校入学時に食品への漠然とした興味がありました。聖和学院では、食品の何に携わりたいのか、そのためにどの大学を選択すべきか、今どういったことができるのか、といったことを考える機会が多くあり、「22歳の夢」を具体的に持つことができました。また、教科ごとにきめ細かな指導を受けられたおかげで、勉学の面白さに気づくことができました。

K.A.さん|2016年卒
・国際教養大学卒業
・シンガポール在住 人事コンサルタント

聖和で鍛えた英語の力は私の宝物です

英語に興味があったので、英語教育に力を入れている聖和学院の英語科に入学しました。聖和学院ではネイティブの先生と会話をしたり、英語でのスピーチやプレゼンテーションに取り組む機会が多く、とても勉強になりました。また、TOEICや英検受験対策講座で一番弱いパートを徹底的に教えてもらい、目標の点数に近づけるよう、ていねいなアドバイスもいただきました。聖和学院で学んだ英語力を活かして夢に一歩でも近づけるよう頑張っています。

K.S.さん|2023年卒
・東京外国語大学 言語文化学部|2年

個性を尊重し合う温かい雰囲気にあふれている

聖和学院はアットホームですが、一人ひとり違う個性が輝いています。そしてそれを尊重し合う温かい雰囲気にあふれている学校です。私は3つの兼部をしながら、授業を最大限に活用して塾に通うことなく東京外大に現役合格できました。英検もサポート体制が充実しており、1級に合格できたことで入試がとても有利になりました。一つのことに夢中になるのもよし、様々なことに挑戦するのもよし、無駄なことは何一つありません。ぜひ聖和学院で自分の道を進んでほしいと思います。

I.N.さん|2024年卒
・国際基督教大学|1年

自分の人生の軸を見つけられました

英語と対話の時間が大きな魅力の1つです。英語の時間では英語をツールとして使う練習ができ、確かな英語運用能力を身につけられました。また対話の時間では生徒はもちろん、先生とも議論を交わし、対話を通した相互理解の大切さを実感しました。これらの経験から真の国際人として、国際社会に貢献したいという強い思いが芽生えました。このようなきっかけを与え、サポートしてくださる環境で過ごせたことは本当に幸せだったと感じています。聖和学院での6年間は私の人生の礎です。